社長挨拶
弊社は1971年に、写真廃液に含まれる銀のリサイクルと、自社開発による銀採集装置の製造販売を目的に設立されました。以来、市場変化や法改正により変遷する社会ニーズに応えながら、廃棄物からの貴金属・レアメタル回収をテーマに、様々な技術開発に取り組んでまいりました。
2015年9月の国連サミットで採択されたSDGs「17の目標」に、残念ながら貴(稀)金属リサイクルは含まれていませんが、クリーンエネルギーの代表である太陽光発電も種々のレアメタルを必要としており、経済活動が有限な地下資源に依存する現実は、今後とも変わることはないと思われます。
近年の弊社の主要テーマは、現状「単純廃棄されている有価金属のリサイクル」です。医療廃棄物からの金銀の回収や有機廃液からの白金の回収など、従来は困難であった分野でも着実に成果を上げており、今後は有機物に含まれる銅や亜鉛など、比較的安価な資源の回収にも積極的に取り組み、「持続可能な社会」の実現に向け、微力ながら貢献してまいる所存です。
2021年7月
誠和工業株式会社 代表取締役 遠藤信也
沿革
1971年 | 設立。 写真感光材料銀のリサイクル業、写真廃液中の銀採集装置の製造販売業を始める。 |
1977年 | 美浦工場開設。 産業廃棄物処理業を本格的に始める。 |
1989年 | サーマルリサイクルによる廃液処理システムを完成。 |
1995年 | 写真廃液の陸上処理プラントを美浦工場に設置。 |
2002年 | ダイオキシン類対策基準に対応した新型焼却炉を美浦工場に設置。 |
2008年 | 船橋潮見工場開設。 感染性産業廃棄物の処分業を始める。 |
2010年 | 管理センター開設。 |
2012年 | 焼却灰粉砕装置を開発。 焼却灰からの貴金属リサイクル事業を拡大。 |
2018年 | 液状廃棄物の単独焼却工程を導入。 液体に含まれる貴金属リサイクル事業を拡大。 |